世界の中心にパムがいる
2013年 05月 24日
ぱむ:この家はパムの家。
この家の中にあるものは、全部パムのもの。
ぱむ:ほら、この生おもちゃだけど、もちろんパムのだから。
ちょっとー、スイッチ切っておかないと電池の消耗が
早いと思うわよ。
気をつけてよね。
生なのに電池式なの?
何だか変ねぇ。
ろに:あっ、また言ったでしょう!!
今かわいいって言ったでしょう!!
かわいいって言わないでって、何度言えばわかるの?
今度から誰もいない所で、大きな穴に向かって言ってね。
「ロニーはかわいい。可愛らし過ぎる」って。
ろに:本当は、かわいいっていうほめことばが
ロニの元気の源・・・・・
ろに:でも、みんながロニと同じように可愛いわけではないから
やっぱり周りには気をつかっちゃう。
猫が9匹いる中で、いちばん可愛い自分がかわいそう。
でもがんばっている。
そんな自分をほめてあげたいと、ロニはおもっちゃう。
可愛く生まれてくると、周囲との調和に気をつかう。
もこ:いえいえ、これは私男前のものですから。
おや?パメラさん、カメラを向けられると
とたんに目をそらしますね。
ぱむ:たましーすわれるからー
もこ:パメラ、正しい日本語を使いなさい。
たばねえちゃんに叱られますよ。
ぱむ:たましーぬかれるからー
たましーなくなるとこまるしー
たましーにはビタミンCもたっぷりはいってるー
もちろんうっそ~
ぱむ:抜かれて困るということは、たましーとしりこだまは同じなのか?
ぱむ:おいムーミン、しりこだまあるか?
ぱむ:カバにもしりこだまはあるのか?
もこ:私はカバではありませんと何回言えばわかるのですか?
それから、尻こだまは魂と同じものを意味するそうです。
パメラの辞書に登録しておくように。
ぱむ:おいムーミン。
それ・・・パムのだぞ。
もこ:違います。これは私男前専用牛骨です。
ぱむ:いやちがう。この家にあるものは、すべてパムのものだ。
勘違いしてもらっては困るぞ。
ぱむ:おい、ちょっと!
それはパムのだと言っているだろうが。
あれもそれもこれも、ぜーんぶパムのものだぞ。
もこ:やれやれ、パムのわがままにもあきれたものです。
少し休憩しましょうか・・・
ぱむ:ほら、見ろ。
物にはたましーが宿っているのだ。
だからきちんと持ち主の元へ戻ってくるのだ。
もこ:くぅっ・・・・
ぱむ:何だ?文句あるのか、カバのくせに。
もこ:くっ口のきき方を知らない!
誰ですかっ?いったい誰がこのカンガルーを教育したのですかっ?
ぱむ:負け惜しみは見苦しいぞ。
そろそろ自分がカバだということを素直に認めたらどうだ?
もこ:何度も言っていますが、私はムーミンでもないし
カバでもありません。
ぱむ:あっ!!赤い汗がっ!!
もこ:えっ?!
ぱむ:カバの汗は赤いらしいぞ。
パムは何でもご存じだぞ。
もこ:ふふふ・・・・
牛骨が戻ってきたよ。
ぱむ:し しまった!
赤い汗におどろいて、牛骨を手離してしまったぞ!
ぱむ:おい、それをパムに返すのだ。
もこ:いやです。
ぱむ:あっ、何だ!邪魔だぞ!
かわいいって言っちゃうぞ!
ぱむ:あれはパムのなのに・・・・
ぱむ:ふん、そんなものいらない。
口から赤いよだれを出しているカバがかじった
牛骨なんて、パムはいらないぞ。
それより、パムが遊んでやるから
ばーちゃん、ササミジャーキーをよこせ。
by tabith
| 2013-05-24 14:49
| クマとカンガルー