情熱の男と女 -アントニオとボニータ-
2013年 03月 27日
ぱむ:アントニオ、私は今年初めてお花見に行ったわ。
もこ:そうだね。ぼくはもう5回は行っているよ。
たばねえちゃんとのお花見・・・それは素晴らしかったな。
ぱむ:アントニオ、あなたは不完全燃焼の夜桜見物だけだったでしょう?
私は翌日鎌倉へ、青空に映える桜の花を見に行ったのよ。
あなた、昼間の桜をご覧になったことがあって?
もこ:何なのそれ?自慢なの?
それくらいのことで、偉そうにしないでほしいな。
ぱむ:んまっ!何ですって?
誰に向かって口をきいているのかしら、この口は?
そんな悪い口は、この私が、もう二度とそのような悪態が
つけないようにしてあげてよ!
もこ:きーっ!!
何よっ!何なのよっ!
ぼくの方が年長者なんだよ。
もう少し言葉遣いに気をつけたらどうなのっ?!
悪い口なんて、こっちのセリフだよっ!
ぱむ:うるっさいわねー!
老いては子に従えと言うでしょう!!
若い者の言うことをきちんと聞いたらどうなのっ?
あなたもうお年寄り年齢なのよ。
もこ:冗談じゃないよ!
ボニータ、君はぼくの子どもではないよ。
だから君の言うことに従うつもりはないね。
ぱむ:生意気ね。
お年寄りは家で大人しくしていればいいのよ。
若い者に逆らうと後悔することになるわ。
もこ:うるさい、うるさい、うるさいっ!
もこ:もおおおおー、我慢の限界だよ!
ぼくの柔らかな唇を噛むのはやめてよっ!
ぱむ:そんなキタナイものっ!誰が噛むかってのよ!
ぱむ:この野郎!こんちくしょー!
もこ:ボニータ、君は何て下品なんだ!
どこで覚えたんだい、そんな汚い言葉を!
ぱむ:汚い言葉なら、いくらでも言えるわよ!
聞きたいの?聞きたいのね。
変態だわ!言葉の暴力でコーフンしたいのね!
みなさーん、ここに変態がいますー!
もこ:いい加減にしてよっ!
ああ言えばこう言う。
君との会話は成立しないよっ!
いい加減にしなさい!
パムちゃん、モコスにしつこくするのはやめなさい!
モコス、うるさくするなら出て行きなさい!
言うことが聞けないのなら、今後一切自分でまかないなさい。
ごはんも、トイレも、独立して一切を自分でおやりなさい。
早く出てお行き!
もこ:いえ・・・ここにいたいです。
ぱむ:いくじなし・・・・
もこ:ボニータ、君のせいでぼくまで叱られてしまったじゃないか!
ぱむ:私のせいにしないでよ。
自分の言葉には最後まで責任を持ってほしいわね。
もこ:それはこっちのセリフじゃないか!
だいたいねえ、まだたかだか1年ちょっとしか生きていないくせに、あっ・・・
もこ:ごめんなさい。もうしません。
ぱむ:弱虫。
アントニオ、あなたって大人が見ていない所で悪さするタイプね。
卑怯だわ。
そして、弱虫の中の弱虫だわ!
もこ:何を言っているんだい、ボニータ。
いつまでも子どものようなことを言っていてはいけないよ。
さあ、そろそろおやつの時間じゃないか。
ぱむ:え?おやつ?
ぱむ:ごめんなさい。
もうしません。
静かにします。
でも、誰が悪いかと言えば、この大きなゴールデンがいけないのです。
もこ:またそういうことを・・・
違います。この小さなゴールデンがいけないのです。
ぱむ:小さいゴールデン?
いったいそれは誰のこと?大きいゴールデン。
もこ:小さいゴールデンといえば、君のことじゃないか!
もこ:とりあえず水を飲もうよ。
喉が渇いたよ。
ぱむ:そうね、敵に塩を送ることも有りね。
もこ:それはちょっと違うような気がするぼくだよ、ぼく。
ぱむ:そうね。ちょっと違ったかもしれないと思う、私よ、私。
パムのブラッシングは母と二人がかり。
母が押さえてちよぽんがとかす。
パムちゃんは、ごはんとおやつとお散歩以外を好みません。
他のことは全部嫌い。
毎朝の歯磨き・お顔拭き・ブラッシング後にはおやつをあげるようにしていたら
最近になって多少は我慢できるようになってきた(ような気がする)。
でも相変わらずアイコンタクトが苦手で、呼んでも無視をする。
これがパムちゃんの個性なのかしらねぇ・・・
3年くらい経てばちょっと変わるかしらねぇ?
by tabith
| 2013-03-27 14:40